大量の化学肥料使用で中国の農地が80年代以降、急速に酸性化していることが、中国農業大や米スタンフォード大などの分析で分かった。肥料中の窒素は温暖化を進める亜酸化窒素の発生源で、チームは環境悪化の加速を警告している。12日付の米科学誌サイエンスに発表した。
チームは、80年代以降の全国調査などを基に、農地の酸性度(pH7未満が酸性)の変化を調べた。その結果、主要6地域中5地域でpH値が0.13〜0.8低下し、4地域で野菜の土壌がpH6以下になった。
中国は急激な人口増加に対応するため化学肥料を大量使用。肥料による酸性化は酸性雨の10〜100倍の影響があり、発生する亜酸化窒素は二酸化炭素の約300倍の温室効果があるという。【元村有希子】
【関連ニュース】
<こちらの肥料はゾウのフン>天王寺動物園:天王寺蕪を収穫 農薬なし肥料もなしのお茶 耕さず肥料なし…自然農法15年 耕さない田畑で育ついきいきした作物と人 <ニュースがわかる>国産の野菜が今、人気 ・
地元産和牛の脂を活用したせっけん 佐賀市の精肉店(産経新聞)・
YKK AP製ドアポストで事故=小1男児が手の甲切る−消費者庁(時事通信)・
中川氏、前途多難 政界再編へ勉強会 自民は冷めた反応(産経新聞)・
<地震>東京、千葉、神奈川で震度3=17日午前4時59分(毎日新聞)・
<ハウステンボス>HISが支援決定(毎日新聞)